大地の学校ロータスの日記

愛知県岡崎市竜泉寺町に2020年4月に開校した新しいフリースクール「大地の学校ロータス」の日記です。

4月活動報告~これからは自給自足!?~

大地の学校ロータス施設長の今井です。

いよいよロータスも新学期!

といっても何も特に変わらない平和な日々を送っています。1人新一年生が加わり総勢27名、元気過ぎる子ども達と毎日楽しんでおります。

 


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ロータスでは今“自給自足”が一番ホットな話題です。

 

一時期マクドナルドのポテト問題がありましたが、平和ボケしてしまっている日本人にはあまり影響なし…

 

しかし今や日本の食料自給率は37%と過去最低水準です。

 

カナダは264%、オーストラリア224%、アメリカ130%、フランス127%(2013年度、農水省試算)先進国の中でもこれだけ低い国も珍しいんです。

コロナで浮き彫りになりましたが、輸出入を制限されたら日本人は路頭に迷ってしまいます。

 

お金はあるのに食べ物がない…

そんな時代が来るのも遠くないかもしれません。

 

だからロータスでは親御さんや子ども達と楽しみながら食べ物を作る術を学んでいます。

 


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畑はもちろん


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天然のキクラゲを発見したり


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タケノコ掘りをして、タケノコご飯作ったり


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朽ち木の中にいるテッポウ虫(カミキリの幼虫)を恐る恐る食べてみたり…

 

 

とにかく皆で楽しみながら本当の意味で“生きる力”を身に付けています。

 

 

この“楽しみながら”がこれからの時代特に重要で、孤独でサバイバル的な我慢我慢の自給自足ではなく

みんなでワイワイ、遊ぶように実験を繰り返し楽しむ半自給自足スタイルです。

 

 

今我々日本人が「当たり前」だと思っていることは、大手企業や外資系メーカーの方針1つで成り立っているものばかりです。

 

 

コロナウイルスで資本主義、経済中心の世の中の欠点が嫌というほど浮き彫りになってきました。そこから何を学び、どう生きていくかに頭を使わないといけません。

 

 

 

子ども達と一緒にこれからも遊びながら生きる術を身に付けていこうと思います(^_^)

 

 

 

大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
★現在子ども達が作った作品もメルカリで出品中♪★『オリジナルデザインTシャツ(¥3,000)』 フリマアプリ「メルカリ」で販売中♪ https://www.mercari.com/jp/items/m50021421631/

子ども達に聞いてみた!「ロータスってどんなところ?」

大地の学校ロータス施設長の今井です。

最近ひっきり無しに見学や体験の方がお越し下さいます。少しでも選択肢を探している方々のお役に立てたら嬉しいです!いつでもご連絡ください\(^^)/

 


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もちろん来て頂いた方のお話を聞くのがメインですが、最近子ども達の方がロータスのことをちゃんと話してくれるのでインタビュー形式でお願いすることにしました(^_^)

 

忖度無し、サクラ無しのぶっちゃけたところを話してもらってます。

 

僕「ロータスってどんなところ?」

 

 

中2男子「天国だよ!毎日虫やカエル探しに行ける✨蛇食わせてくれるフリースクールなんてここしかないでしょ笑」

 

小3女子「みんながいつも笑ってる!マスクも自由だから苦しかったらしなくていいからね」

 

小6男子「自由自在!笑 何やっててもいいし、ごはんいつ食べてもいい!ゲームもできるしね」等々

 

みんな嬉しそうに長々お話してくれます(^_^)

どんな立派なスライドや動画を作って説明しても、通っている本人(子ども達)の意見が全てです。

 

ぶっちゃけまだロータス耐性のついてない見学のお母さん達に「蛇食える!ザリガニ美味しい!」と嬉々としながら話しちゃうのは困りますが😅まぁそれも実際やっているので嘘はつけません。

 

今月に入り、また小学1年生の子が入学してくれたので総勢27名!大所帯になってきました。

 

どれだけ生徒が増えても

1人1人大切な子どもです。

 

見届ける姿勢は変わりません。

気になった方はいつでも遊びに来て下さいね♪お待ちしてます

 

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「あんたら勉強しなさいよ!」

大地の学校ロータス施設長の今井です。

先日手作りモルック(フィンランドのボーリングみたいな競技)で遊んでいると近所のおばちゃんから

 

「あんたら遊んでばかりいないで勉強しなさいよ!」

と有難い忠告を頂きました。

 

「はーい」

と返事をしたきり、子ども達は特に気にもとめていない様子でした。

 

僕ら大人達が子どもの頃からずーーっと長年言われてきたセリフ。

 

 

「勉強しなさい!」

「宿題やったの!?」

「やることやってから遊びなさい!」

 

 

 

子どもの頃、皆さんはこの言葉を聞いて

「よし!!勉強やるぞーー!」と奮起したことが一度でもあったでしょうか?

 

 

 

きっとほとんどの人が「うるさいな~」と適当に返事したり、「はいはい…」と受け流したことでしょう。

 

ほとんどの子が勉強嫌いになってしまう理由は至ってシンプル。

 

勉強を“やらさせる”からです。

 

僕ら大人達はいつまでこの無用なやり取りを繰り返すんでしょうか?

 

 

 

その点、ロータスの子ども達は確かに自由奔放に遊んでいるだけかのように見えるかもしれません。


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「算数わからないから教えてー!」

ある子は自分で持ってきたプリントを広げて自ら学びます。


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またある子はパソコンのICTツールで勉強しています。そこに「やらされる」はなくて、「やってみたい」があるから皆自分から勉強するんです。

 

みんな同じペースじゃなくていい。

そもそも「学習の遅れ」なんて言葉は人と比べるから生まれたんです。

 

ゆっくり自分の足で

一歩一歩進めばいいんです。

 

 

何十年も「勉強しなさい!」というフレーズを繰り返して、子ども達を勉強嫌いにさせてきた我々大人達の方が、そろそろ学ぶべきなのかもしれません。

 

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提案「もうゲーム1時間までにしない?」

大地の学校ロータス施設長の今井です。

ブログではあまり触れていませんでしたが、ロータスは基本的に持ち物は何持ってきてもOKです。

 

タブレットやゲーム等ももちろんOKですが、「壊されても壊しても恨みっこなしね」というルールでやってます。

 

ご家庭によっても考え方は違うから、ゲームとかは持ってこれる子とこれない子がいます。別に口うるさく止める人がいないため、正直ずーっとゲームをやってる子もいます。(ただその子は家でゲーム禁止されているっていう背景があったりします…)

 

 

今朝、1人の男の子が言いました。

 

「ねぇ!提案なんだけどゲームを1時間くらいにしない??」

 

「俺は元々持ってきてないから全然いいよ」

「えーー困る💦何で制限すんの?」

 

 

男の子「だってさ、せっかくロータスに来て色んなことできるのにゲームって勿体なくない?

 

彼はいつもみんなでゲームをやっている時にも「そろそろ外行こうよ」とか「公園行かない?」と皆を誘っていました。きっと、誰よりもロータスをみんなで楽しみたい気持ちが強いのでしょう。

 

ほとんどの子ども達が賛成する中、やはりゲームを家で禁止されている子だけが難色を示しました。

 

“唯一ロータスにいる時だけがゲームできるのに…”そんな心の声が聞こえるようでした。

 

 

その後も皆で話し合った結果

 

全員一致ではないけれど、「ゲームは1時間で切り上げよう」というルールが決まりました。

 

正真正銘大人ではなく、子ども達から提案して決まったルールです。僕はこのルールの結果より、そのプロセスが何よりも大事だと感じました。

 

どこまで続くか、はたまた反乱軍が立ち上がるかはわかりませんが“自ら成長を続ける”子ども達の姿を横で見守っていこうと思います。

 

 


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3月活動報告~親も学べる学校~

大地の学校ロータス施設長の今井です。

今月は新たに3人のメンバーが加わり、合計26名の生徒達がロータスファミリーの一員になりました。まだ若干名余裕がありますので、気になった方は早めにご連絡ください。(人数に余裕がなくなったら残念ながらお断りするケースも出てきますので💦)

 


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大地の学校ロータス 親御さんにインタビュー!~ロータスに入って良かったことは?~(LONG版) - YouTube

 

今月は親御さん達と一緒に座談会をして、「ロータスに来て良かったこと」を話し合いました。

 

 

・長期休みがないのがいいよね!(ロータスは元々あったのですが、子ども達から反対されたため長期休みを無くしました笑)

・異年齢だから社会性が身に付くのがいい

・1人1人の個性を大切にしてくれる

ロータスみたいな評価されず“失敗できる環境”って大事だよね

・学校で学ぶ勉強の成績って社会に出たら関係ないよね。(むしろ高学歴の人達プライドばっか高くて駄目よね笑)…等々

 

親御さん目線の素晴らしいご意見を沢山頂きました。詳しくは動画をご覧下さい(^_^)

 

 


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後日談ですが、「話し足りない!」と言ったお母さんから嬉しいお言葉を頂きました。

 

 

「私、ロータスに来る前は本に書いてあるような“理想のお母さん像”に苦しんでいたんです。でも、ここに来て良い意味でゆる~くなったんです。子どもに対してまぁいっか!って思えるようになったんです。

 

ロータスは子どもだけじゃなく、親も学べる場なんだと心から思いました。」

 

 

子ども達にとっても大切な居場所であると同時に、親にとっても学びの場であることを教えてくれました。

 

そして我々スタッフも、毎日子ども達から学ばせてもらってるんです。

 

子ども達の教育にとって一番大切なこと。

それは数々のイベントやカリキュラムではなく、“大人達の学ぶ姿勢”なんです。

 

お母さんのそんな姿勢こそ、何よりも素晴らしい教育だとお話させて頂きました。

 

来月もまた、子ども達と一緒に沢山のことを学ばせて頂こうと思います。

 

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ロータスに来て良かったことは?【動画掲載】

大地の学校ロータス施設長の今井です。


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今回はロータスに通ってる生徒の親御さんに、インタビューをしてみました!

 

テーマは「ロータスに来て良かったことは?」です。

youtu.be

 

まだロータスに来たことない方や

これから通うか悩んでいる方、是非ご参考にして頂けたら嬉しいです✨

 

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自然と共に、“心”で生きる

大地の学校ロータス施設長の今井です。

先日とある森に入り、子ども達とデイキャンプをしてきました。


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自分達で持ってきた米を炊いて

野菜を切って味噌汁作って食べる

 

ただそれだけ

 

僕はただウクレレ弾いてる賑やかし担当

 

テキパキ働き、あっという間に完璧なご飯を仕上げる子ども達に感動し

終わった後、本当に何もない森なんだけど

ずっとずっと遊んでいる彼らを見て

 

言葉で表現できないくらいの逞しさを感じました。


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料理のスキルとか

段取りを効率的に考えることとか

 

そんな二次的なことは案外どうでも良くて

 


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なんか物凄くイキイキとした顔をしてるんです。

 

今世の中って

「計算すれば◯◯が育つ」

とか

「外で身体を動かせば◯◯が働く」

みたいな

“ああすればこうなる”理論が満載だから

 

 

親はもちろん、子どもも

 

気付いたらやることなすことに意味が必要になってしまうんです。

 

ゲームにも同じことが言えて

「クリアすれば◯◯がもらえるから」

「レベル上げれば◯◯が倒せるから」

目的が明確だからあまり脳を使わなくていい。敷かれたレールに沿ってやればいつかはクリアできるから。

 

だから何もない森で延々と遊べる子どもは最強だと思うんです。

 

木登りや虫取りに意味なんかありません。

ただそこには「やってみたら楽しかった」だけがあります。

 

この「やってみた」がめちゃくちゃ大事で

頭でっかちに脳だけで動いている人には絶対に真似出来ない。

 

 

「そんなのやっても無駄でしょ…」

「そんなことやって将来なんの役にたつの?…」

 

 

頭で生きている人達は決まってそう言います。彼らは残念なことに意味がないと行動ができない。だから森に入っても何をしたらいいかわからないんです。

 

 

今ある環境を全身で感じ

どう生きるのか

 

自然と共に“心”で生きている子ども達

 

 

果たしてどちらが本当の意味で人間らしいといえるでしょうか?

 

 

 

 

僕はあまりにも頭で生きている人達が多いからこそ

もっとシンプルに「心」で生きる子ども達を尊重して、大切にしていきたいと思っています。

 

 

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