大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスでは基本的に「やりたいことをやりたい時にやる」という文化があります。お昼ご飯の時間も決まってなければ、食べる場所すら自由です。
そうするとよく「社会性が身に付かなくなるんじゃないか?」というご指摘があります。この場合の社会性が何を意味しているか、人によってもちろん違いますが今回は「組織の中で生きていけるか?」ということだと想定します。
もちろん人の世で生きていく上でルールや規則に従って生きる必要は必ずあります。ただ子どもの頃からそれを「守らなければ生きていけない!」というメッセージで育てるのはかなり危険なんです。
何故なら規範やルール優先で子育てをすると、“心の感度”が鈍くなるからです。
“心の感度”とは、「自分はどうしたい?」という自分軸を決める非常に大事な要素です。快・不快を判断し、自らが生きる方針を決めていく。何をするために生まれ、どう生きたいのか。その羅針盤となるとても大切なものです。
心の感度が育たないとどうなるか?
「自分が何をしたいかわからない‥」
「何のために生まれてきたのかわからない‥」
そんな人生の迷子になります。
これは耳が痛い方もいらっしゃると思います。
我々大人ですら、人生の迷子になっている人が殆どなのですから。
話を戻します。
社会性を育てるのは後からでも十分間に合います。要は優先順位の話です。
まずは心の感度が高い幼少期〜学童期にしっかりと「自分はどうしたいのか?」という自分軸を育てる。そして自分軸が決まり、羅針盤が定まってからの青年期に社会性やルールを身につければいいんです。
今、あまりにも世の中が早く答えを出そう、子どもの頃からすぐ結果を出そうと生き急いでいます。その焦燥感の中、子ども達は「しなければいけないこと」に押し潰され、多感な時期をルールと規則でガチガチで縛られているんです。
それでも子ども達は親や周りの大人の期待に答えようと、必死で生きているんです。
僕はそんな子ども達の心を開放してあげたい。
「しなければいけないこと」ではなく、「自分が何をしたいか」をとことんまで考え、行動できる人間になって欲しいんです。
そして何より、子ども達にそう伝えられる自分であり続けたいと思っています。
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
#大地の学校ロータス
#親塾
#オルタナティブスクール
ブログ
https://daichi-no-gakkou.hatenadiary.jp/