大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスでは基本的に喧嘩は止めません。
スタッフと話し合い「棒などの武器を使ったとき」や「大怪我に繋がりそうなとき」以外は少し距離をおいて見守るようにしています。
ある日、低学年の子同士が言い争いをしていました。どうやら一つの物を取り合いしているようでした。
「次代わってくれるって言ったじゃん!」
「さっきからずっと使ってたじゃん!もうちょっとやらしてよ!」
こんな感じでお互い一歩も譲らない攻防を繰り広げておりました。気持ちをぶつける、譲らない、そんなやり取りをずっと続けてると“どうしたら解決できるか?”に行き着いてきます。
「じゃあこれでいいね!」
「…わかったよ」
こうして2人で折り合いをつけていきます。
僕が「2人ともいっつも喧嘩してるけど仲良いよね」と言うと
「僕達は喧嘩してるっていうか言い合いしてるだけだから!僕はこう思う、私はこう思うって…」
大人から見たら下らない喧嘩かもしれませんが、本人達にとっては重要な意見の伝え合いだったんです。怒る感情を少しずつコントロールしていき、最終的に妥協点を見つけていく大切な過程でした。
大人ですらなかなか難しい問題を、小学2年生同士が日々解決していたんです。
もしスタッフが仲裁したり、「喧嘩は駄目!」と一方的にジャッジしてしまったらせっかくの学びが台無しになってしまいます。
思う存分喧嘩をさせてあげる。
そこから見えてくるものこそ本当に相手の気持ちを考えるコミニュケーション能力だと子ども達から教わりました。
「…でもまぁ、もっと仲良くできたらいいなぁとは思うけどね!笑」
と最後に笑顔で言う男の子は、もう既に立派な大人のように思えました(^_^)
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
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