大地の学校ロータス施設長の今井です。
基本的にロータスでの活動内容は子ども達に決めてもらいます。よく見学に来られた方には
「遊んでいるだけで将来大丈夫なんでしょうか?」
「やりたいことだけをやらせていたら我が儘に育ってしまわないでしょうか?」等々のご質問を頂きます。
そこで、今回はロータスが何故1日のカリキュラムを子ども達に任せているか?をご説明します。
一般的な公立学校では大人がプログラミングや英語など「これをやっておいた方がいいのでは」とアレコレ試行錯誤してカリキュラムを設定し、子ども達はその流れに従って1日を過ごします。メリットは大人がある程度敷いてあげたレールに当てはめることで、基礎的な学習を網羅的に詰め込むことができます。一方でその思惑に沿わない(従いたくない)子どもは、“やらされ感”を常に感じてしまい自主性が育たなくなってしまいます。
ロータスでは“子どもが主体”となって自分達で学習内容を決めます。公立学校とは違い、学年ごとに必要とされる知識を網羅的に詰め込むことはしません。しかし、毎日やりたいことを自主的に考えることで、自分で考え行動する癖が身に付きます。
ロータスと公立学校では全く別のアプローチをしているので困惑される方が多いんです。
ほとんどの親御さんが公立学校で育ち大人になった方なので“子どもが主体”という考え方をすぐに受け入れられないのは当然です。
でもやりたいことをやっている毎日なのに、子ども達はちゃんと立派に成長するんです。
例えば洗い物。
入学したての時は片付けや洗い物をほとんどしなかった子が、誰にも言われなくても綺麗に洗えるようになります。
最初は意地でも洗い物をしなかった女の子が、先日「これ、他の子の皿も洗っといていい?」とみんなの分まで洗ってくれていました。
洗い物なんてきっとほとんどの子が“やりたくないこと”なのに、何故彼らは自然にやるようになったのでしょうか?
やりたいことが自由にできる場所とわかったら、次は「みんなが居心地良く過ごせる場所」にしたいと思うからなんです。
子ども達はちゃんと考えてるんです。
ロータスが自分にとって居心地が良い場所になれば、友達にとっても居心地良い場所になって欲しいと考えて自分から動くようになります。僕は子ども達がそうやって自主的にこの場所を綺麗にしてくれるところを、今まで何度も目にしてきました。
これが“やらされる場所”だったら、きっと掃除や洗い物は嫌々やると思います。
“子ども主体”の場所では色んな発見や学びがあります。大人だけが教えてあげる存在でありません。是非一度見学して、実感して下さい(^_^)きっとわかってくれると思います✨
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
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