大地の学校ロータス施設長の今井です。
先日体験に来られた方から大切なご質問を頂きましたので共有します。
「学習タイムなのに勉強していないのは何故ですか?勉強はさせないんでしょうか?」
ロータスでは8:00~10:00を学習タイムとしています。しかしその実態は子ども達の主体性に任せており、勉強を強制することはしておりません。自分で学校からもらってきた宿題をやる子やロータスにあるドリルを自主的にやる時もありますが、本人が乗る気じゃなければ勉強しない時もあります。
実はロータスを始めて以来、学習については色々試してきました。
当初、学習意欲のない子ども達にあの手この手で勉強を勧めていました。1日1時間、いや10分でも机に向かえるようにと試行錯誤をしてきました。「ねぇ終わったら遊んでいい?」と言われながらも、何とか勉強させることもできました。
しかしカタチ上では勉強しているように見えても、実際には“作業”になってしまっていたんです。
“本当にこれでいいのだろうか”と悩んでいると、子ども達から決定的な一言を言われました。
「勉強は自分で必要と思う時にやるから、変にやらせようとしなくていいよ」
この一言、皆さんはどう思いますか?
「そんなこと言って、絶対やらないに決まってる!」
「勉強から逃げるための口実だ!」
そう思った方、知らず知らずのうちに“勉強すること”が目的になっていませんか?恥ずかしながら、当時の僕は子ども達を机に向かわせることをゴールにしてしまってたんです。
本来勉強とは「幸せに生きる」ための手段であり、目的ではありません。
そこを履き違えて考えていました。
もちろん学ぶことの楽しさを子ども達に知っておいて欲しいという気持ちは今も変わりません。
なのでロータスではICT ツールを導入してみたり、仲川学院という不登校サポート塾の先生をお呼びしたり、for everyone study という大学生との学習システムとも連携しています。今後もアレコレ試していくと思います。
勉強をしても、しなくてもそれは本人が選んだ道です。
親心で「将来苦労するぞ…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
僕は中学校3年生までまともに勉強してきませんでしたが、自分の選択に後悔したことありません。(もちろん当時はめちゃくちゃ大変な思いをしましたが😅)
逆を言えば「若い頃の苦労は買ってでもしろ」ということわざもあります。僕はこちらの考えの方がしっくりきます。
勉強しなかったら苦労するのは本人です。
そしてその苦労は、いつか本人にとってかけがえのない財産になります。僕もその1人だったので身をもって言えます。「勉強したい!」と思った時、沢山の先生達や大人が支えてくれました。その想いに感謝し、初めて自ら学ぶことの楽しさを実感しました。
大人がやらせるのではく、子ども達が作る学校。それがロータスです。
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
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