大地の学校ロータス施設長の今井です。
6月は新しくメンバーが増えて現在19人、生き物大好きな元気な子達が入学してくれたおかげで毎日ワイルドに過ごしております(^-^;
きっかけはみんなでお散歩していた時のこと、
「あ、蛇だ！」
と小さな赤ちゃん蛇を発見し、大興奮する男子達。女子達に冷ややかな視線を浴びつつも「3歳から蛇飼うの夢だったんだ！✨」
と初めて彼女が出来たかのような嬉しそうな顔を見せる男の子。ちゃんと飼育方法を調べ蛇が過ごしやすい環境を整え、お母さんに苦笑いされながらもお持ち帰りしました。
しかし、次の日その男の子はひどく落ち込んでいました。
「へび死んじゃった…」
朝方まで泣いていたのか、とても目を腫らして悲しそうな顔していました。大切な友達を失った彼に何て声をかけようか迷っていました。
すると友達がやって来て
「また取りに行こうよ！！」
肩を叩き、彼を励ましてあげました。
こうして蛇取り少年達の大冒険が始まりました。
スタッフとしては万が一マムシに咬まれたら一大事なので片時も目が離せません。“何もしないのが一番安全”とは言いますが、こんな本気な目をした子ども達を止めたくはありません。「見つけたら必ず知らせてくれ」と伝え、注意しながら見守ります。
ただ、見つけようと思うとなかなか出逢えない。1時間が経過し、２時間が経過します。お風呂に入ったかと思うくらい汗だくになり、ヤブ蚊に刺されながらそれでも諦めない子ども達。本人はもちろん“友達のために”と探し続ける友達達の後ろ姿に熱いものがこみ上げてきます。
なんとしても見つけてあげたい、でも見つからない。
一旦ロータスに戻り、お弁当を食べてからも捜索は続きました。
もはや体力の限界、諦めようかと思ったその時…
「いたーー！蛇だーーー！！！」
すぐさま確認すると、ヒバカリという毒もない温厚な小さな蛇でした。子ども達は大興奮、「やったよ！やったよー！諦めなくて良かったァ！」と嬉し泣きしそうな男の子。
「可愛いねーー(≧∀≦*)♪」
アイドルを見ているかのようなテンションの子ども達。
「本当に諦めなくて良かった！！みんなありがとう！✨」
蛇の捜索を通して、男子達の絆はより太く強いものになっていました。大人にとっては下らないことかもしれませんが、きっと彼らにとっては一生の思い出になる経験だと思います。
これからも子ども達の探求心、好奇心を大切にしながら活動を見届けていこうと思います(^_^)
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
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