大地の学校ロータス施設長の今井です。
今回はロータスに通う、ある女の子のお話。
卓球をしながらも、なんだかいつもと違う様子。どうしたの?と聞くと
「あのさ、学校行ってた時はね…」
と胸の内を話してくれました。
授業にもついていけず、先生の言っている事がわからない。皆と同じ勉強をさせられるのも理解できず、教室を抜け出す毎日だったそうです。暴れる自分を押さえつけ、引きずる先生は「敵」でしかない。逃げ場もなく、自由もない学校は「刑務所みたい」だったと。
大人なんて皆一緒。
誰も自分をわかろうとしてくれない。
その時は親ですら信用できず、暴言や手を出してしまったこともあったそうです。
「でもね、ロータスにいるスタッフは違うなぁって思った。」と少し恥ずかしそうな顔で話してくれました。遊びも一切手加減しないし(笑)自分を特別扱いもしない。上手く言えないけど、初めてちゃんと自分と正面から向き合ってくれる大人だと思った。
そう話してくれた後、手を止めてハニカミながらこう言いました。
「あとね、離れてわかったよ。家族って大事だなぁって」
なんかロータスに来る前はさ、ケンカばかりしてたんだけどさ、まぁ今でもしてるんだけどさ…
やっぱり家族が好きなんだよね。
そう言って再び卓球を始めました。
照れ屋な彼女だから、普段だったら絶対言わなかったと思います。きっと朝のまだ誰も居ない時間帯で、たまたま外が雨で静かだったからかもしれません。彼女が話してくれた事を、僕は一生忘れません。
そしてこの子の笑顔のためだったら、何だってしてあげれるなぁと思いました。
大地の学校ロータス
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