大地の学校ロータス施設長の今井です。
10月は3人の子ども達が入学してくれました。毎年この時期は新しい出会いがあり、楽しくなっていく予感がします。
さて、みなさんは「HSC」ってご存知でしょうか?【23の質問で診断】うちの子ってHSC(ひといちばい敏感な子)? 対処法も教えます
「自分に向けてじゃなくても怒鳴り声や酷い言葉を言われている様子を見ると怖くなってしまう」
「仲間外れにされている子を見ると自分事のように辛く感じてしまう」
もしそんなお子さんがいたら、「HSC」かもしれません。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、感受性がきわめて強く敏感な気質をもった人のこと。
最近ようやく知られてきた概念ですが、まだまだ一般的には認知不足。このような気質の子に「気にし過ぎだって!」と言っても本人にとっては深刻な問題。次第に“周りに僕のことをわかってくれる人はいないんだ…”と孤立してしまうようになります。
大人数が集まる公立学校なんてその子にとっては地獄そのもの。
「お前馬鹿じゃねーの?」
「そんなんもわからねーの?クソじゃん」
みたいな友達同士のよくある戯れでも、神経に響いてしまう。ピュア過ぎる故に、過敏に反応してしまうんです。
ここでよく大人がやりがちなのは
「そんなんじゃ社会出れないよ!強くならなきゃ!」
とお尻を叩いてしまうこと。
でもそれは鮎に下水道で生きろと言ってるようなもの。本人にとっては死刑宣告も同然です。
さて、どうしたものでしょう?
解決策は
①環境を変えるか?
②自分が変わるか?
の二択しかありません。
公立学校じゃなくその子にできるだけあったフリースクール等の別の選択肢を探す。もしくは色んな子はいるけども自分らしくいられるような友達だけと関わるようにする。相手と自分の間に見えないバリアを張れるようにする等が挙げられます。
と、まぁここまではネットや育児書にも書いてあることです。いわばマニュアルですね、だからもう少し深堀りしていきます。
少し見方を変えましょう。
“この子は自分の写鏡だ”と考えてみてください
いやいや、私は普通に学校行けてたし!と思うでしょうがそういうことではありません。
HSPによくあるのが「いい子」であろうとする。周りの期待に応えようと頑張り過ぎてしまうあまり、“人に求められる自分”を演じてしまうんです。
つまり本心が言えない。だから傷付き、本当のボロボロになってから初めて爆発するんです。
さて、この辺りでドキリとしていませんか?
我々大人も同じような場面ありますよね。
・本当はゴロゴロしてたいのに“ちゃんとした母親でいなきゃ”と家事育児を1人で背負い過ぎてしまう。
・本当は休みたいくらい疲れているのに“家族のため”と仕事に出かける。等など
自分だって本当の自分を隠しているくせに、子どもの前では「辛いことがあったら何でも言ってね」とか言っちゃってませんか?
我々大人が、自分自身に嘘偽りなく生きる。
“嫌われたくない”“ちゃんとやらなきゃ”等のブロックを手放し、本心をさらけ出す。その課題に向き合わない限り現実はいつまでも変わりません。
子どもはあなたの心の課題を投影してくれているんです。だからあなたが変われば鏡である子どもも変わる。
本当に変わる必要があるのはお子さんじゃなく、実はあなたの方なんです。僕なんか心の課題あり過ぎて毎日子ども達から教わってばかりです。
超駄々こねてくる子がいたら、「あぁ自分もこうして甘えたかったんだな」と
演技していい子やっちゃう子がいたら「あなたのままでいいんだよ」って当時一番自分がかけて欲しかった言葉をかけてあげる。
そんなふうに自分自身を癒やし、甘えさせてあげるんです。
騙されたと思って一回やってみて下さい。
世間で障害なんてレッテル貼ってるのは、大人が勝手にカテゴライズして自分達が変わらなくていい言い訳を作ってるだけです。色んな見方があると思いますが、僕はそう思ってます。
親ができてないことを、子どもができるわけないでしょ?だからまずは僕ら大人から変わりましょうよ!
熱くなってきたのでそろそろまとめます。
- HSCという敏感で繊細な特性をもつ子どもがいる。
- 子どもは自分の心の課題を写し出す鏡だと考えてみる。
- 自分自身を癒やし、嘘偽りなく正直に生きる。
以上です、最後までお付き合い頂きありがとうございました😊
↑ちょっとシリアスな内容になってしまったので、最後はふざけて終わりますww
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