道徳について考える「どう生きたいか？」
大地の学校ロータス施設長の今井です。
今月から「アートで日本を変える！」字書き屋 たっちゃんにボランティアに来てもらっています。
たっちゃんも交え、ロータスでお喋りをしているとある中学生から
「道徳について授業をしてほしい」
とお願いされました。
一言に道徳といっても人の数だけその答えがあります。僕はまずみんなに「どう生きたいか？」と問いました。
ある中学生の子は
「自分に正直に、嘘無く生きたい」
高校生の子は
「弱いところもさらけ出して自分らしく生きたい」
またある子は
「自分のやりたいことに挑戦し続けたい」
思い思いに１人１人語りました。
どの答えも正解であり、素晴らしいと思います。
ここまでは皆ちゃんと自分の答えがあることがわかりましたので、更に深掘りしていきます。
「なんでそう生きたいと思ったの？」
彼らに問いました。
例えばさっき「嘘無く生きたい」って言ったけど、それは自分に嘘をついてきてしんどいと思ったからなの？「嘘つきながら生きることは自分らしくないな」って思ったからなの？
と先ほど出してもらった１人１人の答えを深掘っていくと皆頭を悩ませました。
「う〜ん‥なんでだろう」
これは皆に考えてもらう必要があります。
例えば面接とかでも「あなたの強みを教えて下さい」と聞かれます。その時に自信満々に「私は誰よりも諦めない粘り強さがあります！」と答えたとして「その根拠は？」と返されたとき、「わかりません！なんとなくです！」じゃお話になりませんよね。
自分の答えに対し「なぜそう思うのか？」を言語化するために、エピソードと紐付ける必要があります。
就活用語でいわゆる「自己分析」というやつです。実はこれ、就活に関わらず自分とは何者なのか、どう生きたいかを考えるうえで非常に重要なステップなんです。
禅問答じゃないですが「なぜそう思ったのか？」と自身に問い続けることで道徳感を養うことが出来ます。中学生になった彼らなら、僕は十分に考えることが出来ると思います。
僕はお世辞ではなく子ども達１人１人が宝物であり、原石のように感じています。磨けば磨くだけ本来持っている個性が輝き、周りの人達を照らしていきます。
「道徳について教えてほしい」と切り出した子も、きっとその答えは自分自身にしかないことをうっすらわかったと思います。答えの無い問いをし続け、迷い、悩みながら自分らしい人生を送ってくれることを心から願っています。
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080-5182-4832(代表:今井)
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やまぜみファームさんで田植え体験！
大地の学校ロータス施設長の今井です。
今回は岡崎市でEM竹炭米ミネアサヒを栽培している「やまぜみファーム」さんにお邪魔して、田植え体験をさせて頂きました！
50年ほど前から額田地域でお米を栽培している。EM菌を使って、害虫駆除の農薬は使わずに、お米をこだわって作っているため、年間1300kg程度収穫し、毎年完売している。
オーナーのみほこさんと先日お会いした時にすっかり意気投合し、なんとその場でロータスのために田植えイベントを企画してくれました！
今回はもち米を無農薬で育て、子ども達と餅つき大会をする用にわざわざ準備して下さいました。本当に感謝しかありませんっ！
子ども達も慣れない泥に苦戦しながらも、みほこさんに教わった通り等間隔で植えていきました。
子ども達が見事な手捌きでささっーと植えてくれたおかげで予定より大幅に早く終わりました。
終わった後は田んぼの隅でみほこさんを囲み、ランチタイム。長年農業と向き合ってきた方だからこその素敵なお話を聞かせて頂きました。
「農業に“去年このやり方で成功したから今年も同じ”は通用しない。毎年違う天候だからこそ、毎年試行錯誤して新しくしていかなきゃ駄目」
みほこさんは元々長年慣行農法(農薬、化学肥料あり)を続けていましたが、そのあり方に疑問を感じEM竹炭農法に出逢い、70歳を過ぎても毎年新しいことに挑戦し続けています。
僕はみほこさんの想いに感動し、「是非ロータスの子ども達に会わせたい！」と今回のイベントに参加させて頂きました。子ども達はもちろん、一緒に泥まみれになって田植えしてくれたお母様方もみほこさんのお話に聞き入っていました。
言うは易し‥と言いますが、実際このご年齢でもキラキラと輝いている御本人を目の前にすると、「もうこの歳だから‥」という言い訳が出来なくなります。人間いくつになっても、挑戦し輝ける。そんな大切なことをみほこさんから教わりました。
素晴らしい機会を下さり本当にありがとうございました！✨✨
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「プロジェクトカード」を導入しました！
大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスでは子ども達が毎月色んなイベントを企画します。
「炭火を楽しむ会」→好きな食材も持ち寄り炭火で食べる企画
「スッポン鍋作る会」→獲ってきた野生のスッポンを捌いてみんなで食べる企画
他にも、川遊び、海釣り等など‥
今まではイベントカレンダーに企画者が「○○の会」と記載するだけでしたが、あまりに多種多様な企画のため「え？何やるのこれ」とか「何持ってくればいいの？」という子ども達が続出してしまいました。
そこでこの「プロジェクトカード」を考案しました！
簡単に言えば「企画書」です。
何をやりたいか、誰が参加するのか、何を持ってくればいいのか、どうやって行くのかを子ども達に書いてもらいます。
これを玄関の見えるところに貼っておくことで、毎回スタッフに聞いてた子ども達が、自分で確認する習慣がつきました。
これからはこのプロジェクトカードを通して、子ども達の好奇心や興味関心を拡げていきたいと思います(^^)
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心の感度を上げる
大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスでは基本的に「やりたいことをやりたい時にやる」という文化があります。お昼ご飯の時間も決まってなければ、食べる場所すら自由です。
そうするとよく「社会性が身に付かなくなるんじゃないか？」というご指摘があります。この場合の社会性が何を意味しているか、人によってもちろん違いますが今回は「組織の中で生きていけるか？」ということだと想定します。
もちろん人の世で生きていく上でルールや規則に従って生きる必要は必ずあります。ただ子どもの頃からそれを「守らなければ生きていけない！」というメッセージで育てるのはかなり危険なんです。
何故なら規範やルール優先で子育てをすると、“心の感度”が鈍くなるからです。
“心の感度”とは、「自分はどうしたい？」という自分軸を決める非常に大事な要素です。快・不快を判断し、自らが生きる方針を決めていく。何をするために生まれ、どう生きたいのか。その羅針盤となるとても大切なものです。
心の感度が育たないとどうなるか？
「自分が何をしたいかわからない‥」
「何のために生まれてきたのかわからない‥」
そんな人生の迷子になります。
これは耳が痛い方もいらっしゃると思います。
我々大人ですら、人生の迷子になっている人が殆どなのですから。
話を戻します。
社会性を育てるのは後からでも十分間に合います。要は優先順位の話です。
まずは心の感度が高い幼少期〜学童期にしっかりと「自分はどうしたいのか？」という自分軸を育てる。そして自分軸が決まり、羅針盤が定まってからの青年期に社会性やルールを身につければいいんです。
今、あまりにも世の中が早く答えを出そう、子どもの頃からすぐ結果を出そうと生き急いでいます。その焦燥感の中、子ども達は「しなければいけないこと」に押し潰され、多感な時期をルールと規則でガチガチで縛られているんです。
それでも子ども達は親や周りの大人の期待に答えようと、必死で生きているんです。
僕はそんな子ども達の心を開放してあげたい。
「しなければいけないこと」ではなく、「自分が何をしたいか」をとことんまで考え、行動できる人間になって欲しいんです。
そして何より、子ども達にそう伝えられる自分であり続けたいと思っています。
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災害救助犬の訓練を見学してきました！【社会見学】
大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスに盲導犬の訓練士を目指す女の子がいたので、今回は訓練士繋がりということで
豊橋にあるHDS K9さんの訓練場にお邪魔してきました！
HDS K9さんは地震や津波などの災害があったときに捜索救助犬と一緒に現地に向かい、被害者の方の捜索をする団体です。
普段ロータスで触れ合っている柴犬ちゃんとは大きさも迫力も全然違うシェパード様。
子ども達も恐る恐る
「さ、触っていい？？💦」
と近付いてはキャーキャー言いながら触れ合っておりました。笑
基本的な指示(指定したところに行って戻ってくる等)はもちろん、子ども達がバレないようなところに隠れても一発で見つけてしまう嗅覚は流石の一言でした✨
「えー！何でわかるの！？」
三人ともシェパード様の見ていない内に隠れるんですが、あっと言う間に見つかってしまうのが不思議で仕方ありません。(しかもこの日は雨だったのにも関わらず百発百中でした)
「人間から出る僅かな臭いを辿って見つけているんだよ」
シェパード様の能力の高さはもちろんのこと、訓練士さんとの信頼関係の為せる技でした。
特に災害時では訓練犬の方が被害に巻き込まれてしまうケースもあるため、最低でも3年間はこうして訓練を重ねながら絆を深めていくそうです。
普通のブリーダーと違い、人の命に関わる大事な活動です。“基本的なことでも、日々地道に積み重ねることが大切”と教わりました。
この話しは訓練士を目指す女の子も真剣な表情で聞いておりました。きっと彼女の目には訓練士として活躍する未来の自分が映っていたでしょう。
今回は急な申し出にも関わらず快く訓練の現場を見せて頂き本当にありがとうございました！
この経験がいつかきっと子ども達の未来に活きると信じています(^^)
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春の入学キャンペーン実施中！
大地の学校ロータス施設長の今井です。
2023年4月よりNPO法人ルリアンから個人事業に変更となりました。詳しくは再スタート！4月から個人事業主に切り替わります - 「日本の教育を変える」今井真央のブログをご覧下さい。
そこで新年度記念すべき一発目ということで
春の入学キャンペーンを開催します！！
★通常2万円の入学金が4〜5月に入学頂いた方限定で無料になります！！
このきっかけに「今まで気になってたけど…」と二の足踏んでいた方に是非来て頂けると嬉しいです✨
もちろん見学、体験もまだまだお受けしております。
ただ、定員が20名なので満員になり次第キャンペーン終了とさせて頂く場合があります。少しでも気になっている方はお早めにお問い合わせ下さいm(_ _)m
ご連絡お待ちしてまーす♪
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「子どもコントロールしたい欲」を手放す
大地の学校ロータス施設長の今井です。
さて、今回は親御さんに向けてのお話です。
ロータスをはじめ、子どもに関する活動をしていると有り難いことに日々沢山の方々からお悩み相談を受けます。
・ゲームばっかりやってるのを何とかしたい！
・昼夜逆転を戻したい！
・食生活も酷くて運動もしないからやらせたい！
・いつまでも遊んでばかりいないでそろそろ将来のこと考えて欲しい！…等など
親御さんとして子どもの成長に関わらず、日々お悩みは尽きません。でもこれらのお悩みの正体は実は１つだけなんです。
それは
「子どもコントロールしたい欲」です。
今ビクッとしましたね？笑
心が「あ、そうかも…」って一瞬でも揺らいだ方はこの悩みを解決できるチャンスがまだあります。（逆に全部周りのせいにしている人は救いようないです）
要は親としてこの「コントロールしたい欲」を手放せるかどうかが鍵なんです。
まず前提として抑えて頂きたいのが
「◯◯であってほしい」というのは全然問題ありません。
・我が子に健康であって欲しい
・社会で自立できる子に育って欲しい
これらの想いは親心として当然です。子どもを想い願う気持ち、つまり「願望」はもっていい。
ただ、それらの願望に「強制力」を働かせてしまうと欲望に変わります。
さぁ、胸が痛くなる話しになってきました。
もう少しお付き合い下さい。
必ずといっていいです。
大人が強制力を１つ使うと、子どもは主体性を１つ失います。
あなたは今までいくつ子どもに対して強制力を使ってきましたか？
散々強制しといて、今更になって子どもに主体性を求めていませんか？
耳が痛いですよね。
でも自分を責めるのはやめて下さいね。
大事なのはバランスです。
コントロールしたい欲を手放すことは、子どものワガママを全て受け入れ、自己犠牲に走るのとは違います。
解決策はあります。
自分も子どももハッピーでいられるために、あくまで公平に話し合う。
ハッキリ言って地道で、もっともシンドイです。
いつも真実の答えは「それが出来たら苦労しねぇよ」の中にあります。
頭を切り替えましょう。
その地道な作業から目を背けてるから、いつまでも苦労しているんです
ダイエットと一緒です。
誰もが、お手軽に、劇的に変わる方法なんて存在しない。最初はお互い痛いかもしれない、本音でいい合えば喧嘩だってするし、顔も見たくない日も出てきます。
それを乗り越えた先に、本当の信頼関係があるんです。
覚悟決めましょう。
現実を変えられるのはいつだって自分だけです。
今回のまとめです。
・子育てで悩んでいる方のほとんどは「子どもコントロールしたい欲」に苦しんでいます。
・コントロールを手放す鍵は公平に話し合うこと。お互いが幸せでいられるようにすり合わせること。
・自己犠牲に走ったり、親の立場を利用して強制力を働かせるとかえって苦しむ結果になる。
以上です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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