大地の学校ロータス施設長の今井です。
前回、子ども達が自主的に勉強する気になり学習塾を始めたというお話をしました。
皆さんからも多くの反響があり、気になるところだと思いますのでその後の子ども達の動きを美化せず、ありのままお伝えします。
最初の3日間くらいは子ども達のモチベーションはMAXでした。
「明日もやろう!」
「今日はこんなことも覚えたよー!」
みんなが喜々として学んでいました。
上級生の子も率先して下の子に教え、時にはボランティアの大学生が補助に入り
全て順調にいっていました。
ただ、そう長くは続きませんでした。
「今日はやめておくわー」
「明日はやるよ」
1人また1人と抜けていきました。
1週間も経つと、勉強する子は1人か2人くらいしかいませんでした。
ここでよくある大人の反応が、
「あぁ、やっぱり子ども達だけに任せるのは限界があるわよね…」
「ほら言わんこっちゃない、結局嫌なことから逃げるんだわ…」と
勝手に期待して、勝手に失望するんです。
今ドキッとした方はここからよく読んで下さい。
そもそもロータスの子ども達は親や大人のために勉強しているわけじゃありません。ここには既存の学校と違って通知表やテストがあるわけでもありません。
つまり、他人軸ではなく自分軸で学んでいただけです。
“褒められたいから勉強する”などの理由がないと勉強しない子とはそこが大きく違います。
自分軸で学ぶ楽しさを見出した子は、言われなくてもどんどんやります。(必ずしも継続的にやるわけではないので要注意)
一歩、他人軸で勉強している子は見返りや罰則がないと勉強しません。そのうち、“勉強している風”がどんどん上達してきます。(大人はパフォーマンスだけでも安心しちゃうのでそれはそれで厄介)
大事なのは「何日間続けられた」とか「○○が上達した」などの数値化できる結果だけではありません。
子ども達が主体的・自発的にやったか、どうかです。
勉強という行為自体が目的となっていた我々大人達の方が、彼らを見て学ばないといけないのかもしれません。
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
daichi-no-gakkou@outlook.jp
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