大地の学校ロータス施設長の今井です。
ロータスでは喧嘩や些細ないざこざは日常茶飯事です。イジメはないけど対人関係のトラブルなんて数えきれないくらいあります。
日頃どんなトラブルがあるか少しご紹介します。
それは鬼ごっこの最中に起こりました。
「もう怒った!◯◯許さない!!」
そう言いながらプンプンに怒っている小学2年生男子。どうやら「お腹痛い…」とうずくまる鬼を心配して近付いたら「うっそー!」と騙されタッチされたそうです。
「嘘つくなんて最低!なんで嘘つくの??」
と怒れる男の子。
「だって面白いじゃんww」
と更に煽る上級生。
いよいよ喧嘩になりそうなので皆が割って入ります。(スタッフはあえて少し距離を置いています)
「人が心配する気持ちを利用するなんて全然面白くないよ!」
「冗談じゃん!冗談!お前らだってよくふざけてからかってくるじゃん」…
等々あーでもないこーでもないと周りの子達が加わり一向に解決しません。
するとある男の子が
「あーもう埒があかない!裁判しよう裁判!」
と言い出しました。
始まりました喧嘩裁判です。
「俺◯◯の弁護士やるね」
「僕は裁判官やる!」
と変に手際よく役職が決まります。
「下らなっ!俺はいいや」と喧嘩の発端となった上級生はどこかに消えようとしました。
すると
「ちゃんと言いたいことあるなら言いなよ!弁護できないじゃん!」と弁護士に引き留められます。
「うっそー!」と騙した彼は一番自分に否があることを知っています。だから裁判が始まれば皆から集中攻撃されると見て、逃げる選択をしたかったんでしょう。しかし、粘り強く話し合いに持ち込もうとする弁護士に、ポロっと本音が出てきました。
弁護士「◯◯はいつも皆から冗談を言われ、からかわれていたから自分もやり返そうと思ったらしい。今回したことは悪かったことは認めるけど、そういう気持ちは理解して欲しい、だそうよ」
そう弁護士が伝えると、怒っていた小2男子も落ち着いてきました。
小2男子「もうわかったよ」
そう言ってホッと空気が和んでいきました。
最後に「弁護士いい仕事するやん…」誰かがそう呟きました。
僕らスタッフが介入してしまったら今回の裁判は執り行われなかったと思います。弁護士の子の素晴らしい聞き取りと、怒りを沈めた小2の男の子、そして何より皆の前では言えなかった本音をちゃんと話せた上級生の男の子、それぞれが持っている素直さや個性に気付けなかったと思います。
トラブルが問題なのではなく、自ら解決できないことが一番の問題です。
その点彼らはちゃんと各々の立場と気持ちを整理して解決することが出来ました。
是非いつでも見学にお越しください。
きっとみんなの素晴らしさがわかると思います(^_^)
大地の学校ロータス
岡崎市竜泉寺町百々13
080-5182-4832(代表:今井)
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